どのような職種でも、人材の雇用をした後に「失敗した…」と感じることはあるでしょう。

 

役員運転手の雇用も同様に、「失敗した」と感じることがあります。

 

その理由は主に次の5つが考えられます。

 

＜役員運転手の雇用を失敗したと感じる理由＞

・マナーがなっていない

・運転が下手

・身なりがだらしない

・ホスピタリティが感じられない

・すぐに辞めてしまう

 

では「失敗した」と感じることを極力減らすためには、どうすればよいでしょうか？

 

ここでは役員運転手の雇用を失敗したと感じる理由と失敗しないための方法をご紹介します。

 

なかなかよい人材を雇用できずに困っている企業の方は必見です。

 

1. 役員運転手の雇用を失敗したと感じる理由

役員運転手は、会社の中枢を担う役員のスケジュールを円滑に進める役割があります。

ただ単に運転をしていればよいわけではなく、実際はさまざまなスキルを求められる仕事です。

 

それらのスキルが身についていないドライバーでは、失敗したと感じることもあるでしょう。

 

役員運転手の雇用で失敗したと感じる原因は、大きく分けて5つ考えられます。

 

1-1. マナーがなっていない

 

役員運転手はその仕事内容から、社内外問わず社会的に影響力のある方や、役職のある方と接する機会も多くあります。

 

その際ビジネスマナーがなっていなければ、会社の信用を落としたり、取引に影響を及ぼしたりする可能性もあるでしょう。

 

ビジネスマナーとはたとえば、時間を守る・言葉遣い・挨拶ができるなど、社会人としては当然のことばかりです。

それらができない役員運転手を雇用してしまうと、「失敗した」と感じるでしょう。

 

1-2. 運転が下手

 

役員の命を預けるドライバーが、運転が下手では「失敗した」と感じざるを得ません。

 

カーブや右左折で減速しない、急ブレーキをかけるといったことはもってのほかです。

 

役員は移動中の車内で仕事をしたり、仮眠をとったりします。

その邪魔になるようでは、役員運転手としては失格です。

 

運転中でも後部座席の役員への気配りを忘れてはいけません。

 

1-3. 身なりがだらしない

 

役職のある方々は身なりにも厳しい方も多くいらっしゃいます。

そのためだらしない服装では、取引先に伺った際に嫌悪感を抱かれてしまう可能性があります。

 

また役員にも恥ずかしい思いをさせてしまうでしょう。

 

スーツや靴が汚れている、シャツがシワだらけでは、失敗したと感じるでしょう。

 

1-4. ホスピタリティが感じられない

 

ホスピタリティとは丁寧なおもてなしや思いやりのことです。

役員運転手にとって、身につけておきたいマインドです。

 

簡単なことで言えば、到着後に後部座席のドアを開ける、役員の様子を見て車内の空調を調整するといったことも、ホスピタリティマインドと言えます。

 

こういった心配りができない人材は、役員運転手向きの人材とは言えません。

 

1-5. すぐに辞めてしまう

 

どのような仕事でも同じですが、せっかく雇用した人材がすぐにやめてしまっては「失敗した」と感じるのではないでしょうか。

 

一人雇用するためには、求人募集の費用や採用担当の人件費・教育費など、多くの費用が掛かっています。

 

これらの費用を回収するためには、よい人材に長期で働いてもらわなければなりません。

 

2. 役員運転手で失敗する原因はドライバーだけではない

 

では役員運転手の雇用で失敗したと感じるこれらの原因は、すべてドライバーに問題があるのでしょうか？

 

もちろんさまざまなスキルが身についていないことは、ドライバーの責任です。

 

しかしそれ以外に、「役員運転手の雇用に慣れていない」ことが原因の一つに挙げられます。

 

多くの会社は、役員運転手をそれほど大勢雇用していません。

そのため役員運転手の採用や教育に慣れていないのです。

 

また企業によっては、役員と相性の合う人材がなかなか見つけられず、すぐにやめてしまうパターンを繰り返していることもあります。

こういった場合は、決してドライバーだけが悪いとは言い切れません。

 

3. 役員運転手の雇用を失敗しない方法

ではどうすればよい人材を見極められるでしょうか？

まずは役員運転手にどういったスキルが必要か、把握しておく必要があります。

 

＜役員運転手に必要なスキル＞

・運転技術

・ビジネスマナー（身だしなみ・言葉遣い・挨拶）

・コミュニケーション能力

・守秘義務の徹底

・細やかな気配り

 

これらが多く身についている人材を採用し、さらにスキルに磨きをかけるよう教育します。

 

3-1. 面接で適性をチェック

 

まずは面接でどういった点に注意するべきか確認しましょう。

 

書類選考の時点で、職歴などを確認する点は通常と変わりません。

 

面接では、事故歴・仕事を頻繁に変えているのであればその理由などを聞きます。

 

話を聞きながら、ご紹介したスキルが身についている人材か判断します。

 

聞かれたこと以上にぺらぺら話すようであれば、守秘義務が徹底できるか心配です。

逆に口下手で、もじもじしているようであれば、コミュニケーション能力が身についていないと考えられます。

 

他にも挨拶ができるか、言葉遣いは問題ないかをチェックしましょう。

 

同時に服装も確認します。

 

気配りや運転技術に関しては、実際に運転してもらわなければ分かりません。

可能であれば社用車を運転してもらいましょう。

 

無理であれば、社用車として使っている車種の運転経験があるかどうかを確認します。

 

役員運転手とは、裏方で役員の仕事をスムーズに進めるために尽くす仕事です。

誰かの役に立ちたいという意識の強い方を見極めましょう。

 

3-2. 仕事内容を漏れなく伝える

 

役員運転手が会社を辞める原因の一つは、担当する役員との相性です。

 

まず担当する役員がどういった人物か必ず伝えましょう。

役員のスケジュールが合えば、直接顔合わせをして判断するのも一つの方法です。

 

役員運転手がすぐにやめてしまうもう一つの原因に、長時間労働があります。

 

役員のスケジュールによって、役員運転手は夜間の勤務や休日出勤が多くなる可能性があります。

 

どの程度時間外労働や、休日出勤があるかをしっかり伝えましょう。

また待機時間がどの程度あるのか、待機時間に何をしてもらうのか、といったこともしっかり確認することが重要です。

 

後々トラブルにならないために、雇用契約書に明記しておくと安心です。

 

役員運転手の雇用契約書の書き方はこちらをご覧ください

→「【雇用形態別】役員運転手の「雇用契約書兼労働条件通知書」の内容」

 

3-3. 教育体制を整える

 

採用後には、教育も重要です。

役員運転手の教育は通常の社員の教育とは違います。

 

実際に車に乗っての運転技術や、役員への接し方・気遣いの方法など、かなり専門的な領域になります。

もしもすでに役員運転手の教育の経験者がいるのであればよいですが、教育した経験がなければかなり難しいものです。

 

どこまで教育するべきか・誰が教育するかを明確にしてから雇用しましょう。

 

4. 派遣の役員運転手なら安心

 

実際に役員運転手を自社雇用した場合、採用や教育など難しい点が多々あります。

 

それらをクリアできるのが、「派遣の役員運転手」です。

 

派遣の役員運転手は、会社で研修を行い、役員運転手に必要なスキルを身につけています。

 

また一度採用して、役員との相性がよくないといった問題がある場合は、別の役員運転手を派遣できる会社もあります。

採用や教育にかかる費用はほとんど必要ないため、コスパも非常によいといえるでしょう。

 

4-1. 「セントラルサービス」のホスピタリティ溢れる役員運転手

 

「セントラルサービス」では、東京を中心に役員運転手を派遣しています。

 

経験豊富なドライバーも多数所属。

運転技術やビジネスマナー・役員運転手に必要な知識を研修で身につけており、どこへ行っても恥ずかしくないドライバーばかりです。

 

契約方法は、「スポット契約」と「月極契約」があります。

スポット契約で派遣の役員運転手をお試しいただくことも可能です。

 

自社雇用が難しいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。

 

「セントラルサービス株式会社」

TEL：03-6380-9151

メールでのお問い合わせはこちらまで

 

5. まとめ

 

役員運転手の雇用で失敗したと感じる理由は、大きく分けて5つ考えられます。

 

＜役員運転手の雇用を失敗したと感じる理由＞

・マナーがなっていない

・運転が下手

・身なりがだらしない

・ホスピタリティが感じられない

・すぐに辞めてしまう

 

また雇用する側が役員運転手の雇用に慣れていないことや、役員との相性が原因のこともあるでしょう。

 

採用時には、役員運転手としてのスキルが身についていることを確認し、さらに教育体制を整えることが重要です。

 

自社採用や教育が不安な場合は、派遣の役員運転手もおすすめです。

 

失敗したと感じないような雇用方法で、よい人材をみつけましょう。