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役員車の運転手は知っておきたい首都圏周辺の走り方解説

 

地方からの出張で初めて首都圏まで車で来る場合、慣れない運転に非常に緊張することでしょう。

それが役員を乗せた役員車の運転手であれば、なおのことプレッシャーがかかります。

 

首都圏の運転では「首都高速道路の運転」や「走る時間帯」など、地方の運転以上に注意しなければならないことが数多くあります。

 

そこでこの記事では

 

・首都高速道路の運転

・走行する時間帯

・羽田空港への乗り入れ

 

この3点について、注意すべきポイントをご紹介します。

 

役員を乗せた移動では、安全運転・時間厳守が当たり前。

ミスをしないためにも、チェックしておきましょう。

 

1. 首都圏を走る役員車の運転手に必要な心得

 

地方の運転に慣れたドライバーが首都圏で運転する場合、もともとの運転の感覚はあまりあてになりません。

首都圏と地方では、環境がまったく異なります。

 

<首都圏と地方の道路環境の違い>

・車や自転車、人の数がまったく違う

・道路の構造がより複雑になる

 

人口密度の高い首都圏の道路は、車・自転車・人の移動が非常に激しく、運転には細心の注意が必要です。

とくに最近では、マナーの悪い自転車も問題になっており、予想もしなかったような場所から飛び出してくる自転車にも配慮しなければなりません。

 

繁華街を運転する場合は、人の多さで車が動けないことや急に前の道を横断することは日常茶飯事。

常に危険が伴うものだと心得て、常に気を張って運転しましょう。

 

2. 役員車の運転手が首都圏を走る際の注意点

ではここからは、首都圏を役員車で走行する際に運転手が注意すべき点を、3つのポイントに絞ってご紹介します。

 

<首都圏を走る際の注意点>

1.首都高速道路の運転

2.走行する時間帯

3.羽田空港への乗り入れ

 

とくに首都高は、地方から首都圏へ来る際に、必ずといってよいほど利用する道です。

初めて通る方は、必ず注意点を押さえておきましょう。

 

2-1. 首都高速道路の運転

 

まずは運転するのが怖いといわれる首都高速道路(首都高)の運転に関する注意点です。

 

なぜ運転が怖いといわれるのか、その理由とあわせて気を付けるべきポイントを確認しましょう。

 

2-1-1. 道路が複雑

 

首都高は、都心環状線「C1」と、中央環状線「C2」を基準として、さまざまなルートが網の目のように延びています。

一度道を間違えると、まったく違う場所へ向かってしまう可能性もあり得ます。

 

とくに難所といわれるのがジャンクション。

立体交差や左右からの合流、慢性的な渋滞など、非常に分かりにくい構造になっています。

 

首都高を通る際は事前にどこをどう通れば、目的地に着けるのか必ずチェックしておきましょう。

 

2-1-2. 高度な運転技術が必要

 

首都高は、トンネルや急カーブが多いことでも知られています。

急カーブの先で渋滞が発生していることもあり、スピードを出しすぎていると非常に危険です。

 

また、合流はレーンが短く、スムーズに合流できなければ後続車両に迷惑がかかり渋滞の原因にもなります。

さらに右からの合流もあり、初めて通る場合は、ためらうこともあるでしょう。

 

2-2. 走行する時間帯

 

走行する時間帯にも注意が必要です。

 

もともと首都圏は渋滞の多いエリア。

とくに時間帯によっては、渋滞の距離が伸びている可能性があります。

 

スケジュールどおりに到着できるよう、通る時間帯にどの程度渋滞しそうなのか事前に確認が必要です。

 

2-2-1. 渋滞しやすい時間帯

 

首都圏は経済活動が活発な平日の方が、土日と比べ渋滞しやすい特徴があります。

 

とくに首都高が渋滞しやすいのは、平日朝8:00~9:00と夕方15:00~19:00。

 

午前中は通勤ラッシュと、物流関連のトラックが多く流入しているためです。

ただし通勤が落ち着く9:00以降も、いたるところで渋滞が発生するため注意しましょう。

 

そして再度物流が動き出す夕方以降は下り線の混雑が始まります。

この時間帯に地方へ戻る場合は、到着予定時間に余裕をもっておきましょう。

 

2-2-2. タクシーの多い時間帯

 

首都圏ではタクシーの多さも際立っています。

 

タクシーは、顧客を獲得するために急な車線変更や停止をするため、後ろについて走る場合は注意が必要です。

 

タクシーがとくに多い時間帯は、朝の通勤時と夜の帰宅時頃。

渋滞もしやすく、精神的にも苛立ちやすい時間帯のため、落ち着いた運転を心がけましょう。

 

2-3. 羽田空港への乗り入れ

 

東京都大田区内にある羽田空港も、送迎の際には注意が必要です。

 

役員をお送りする場合、なるべく出発ロビーに近い位置で降車していただきたいもの。

お出迎えする際にも同様です。

 

しかし、羽田空港は3つのターミナルが存在します。

 

広い空港内は、事前に場所を把握していなければ目的地から離れた駐車場に車を停めてしまう可能性があります。

 

羽田空港の特徴を、抑えておきましょう。

 

2-3-1. 航空会社により異なるターミナル

 

羽田空港は、3つのターミナルを使用しています。

第1ターミナルは国内線、第2ターミナルは国内線・国際線の共用、第3ターミナルは国際線として活用されています。

 

さらに航空会社によって、使用するターミナルが異なるため、注意が必要です。

 

<国内線各ターミナル使用航空会社>

第1ターミナル 第2ターミナル
日本航空(JAL)
スカイマーク
スターフライヤー
全日本空輸(ANA)
エアドゥ
ソラシドエア

 

間違えたターミナルに向かってしまうと、役員に空港内を移動していただかなければなりません。

必ず正しいターミナルを事前にチェックしておきましょう。

 

さらにターミナル内でも、出発と到着のフロアが異なります。

1階が到着ロビー、2階が出発ロビーです。

 

何番のターミナルで何階へ行けばよいのか、役員に聞かれた際にすぐに答えられるようにしておきましょう。

 

2-3-2. ターミナル前は駐車禁止

 

送迎の際は、ターミナルの出入り口付近でお出迎えをしたいところですが、一部を除きターミナルの出入り口付近はバスやタクシーの乗り場となっており、一般車を長時間停車させておくことはできません。

そのため駐車場に車を停めて、お迎えにあがる方が現実的です。

 

1~3の各ターミナルには、それぞれ直結の駐車場があります。

駐車から30分以内であれば、無料で駐車でき、それ以降も30分ごとに150円と極端に高い駐車料金を取られることはありません。

(※時期により料金が異なる可能性がありますので、ご注意ください)

 

3. 首都圏の運転が心配ならプロに依頼

2-3. 白手袋

このように、首都圏で役員車を運転するのは、よほど慣れた運転手でなければ戸惑ってしまうものです。

 

万が一事故やトラブルに巻き込まれることがあれば、それ以降のスケジュールに影響が出ることも考えられます。

安全第一に運行するのであれば、その日だけプロのドライバーに依頼する方法も検討してみましょう。

 

首都圏周辺には、多くの役員運転手専門の派遣・請負会社があります。

その中から、1日だけのスポット契約ができる会社なら、地方からの出張にもフレキシブルに対応してもらえます。

 

役員運転手専門の派遣・請負会社「セントラルサービス」でも、半日や1日だけ依頼できる「スポット契約」が可能です。

厳しい研修を受けた優秀なドライバーをご紹介しますので、ぜひお試しください。

 

「セントラルサービス株式会社」

TEL:03-6380-9151

営業時間:9:00~19:00

メールでのお問い合わせはこちらまで

 

4. まとめ

 

ご紹介したように首都圏は、地方以上に運転に注意が必要です。

 

とくに首都高は非常に道路が複雑で、初めての方が通るには難易度が高い道路です。

トンネルや急カーブが多く、各ジャンクションも左右から合流があるなど、地方の道路とは事情が違います。

 

今回ご紹介したように、事前に目的地までのルートを確認し、当日はカーナビだけに頼らない運転を心がけましょう。

 

場合によっては、その日だけ派遣・請負会社にドライバーを依頼する方法もあります。

安全にスケジュール通りの運行ができるよう、最善の策を考えましょう。