数ある副業の中でも、運転の仕事にチャレンジする方が増えています。

 

最近では、副業OKの求人も多く見つけられるため、運転好きの方には魅力に感じるでしょう。

中には普通自動車第一種運転免許だけでもできる職種もあり、特別な資格を取得する必要もありません。

 

この記事では、副業でできる運転の仕事の種類や、運転の副業をするメリット・デメリット・注意点などをご紹介します。

 

「副業したいけれど、勇気がない」

「運転の副業をしたいけれど、どのような仕事がよいか分からない」

 

といった方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

 

 

 

1. 運転がメインの副業の種類

 

運転がメインの求人でも、副業OKのものが増えています。

中でもよく見つけられるのが、次にご紹介する種類の業種です。

 

ひとつずつ仕事内容を確認してみましょう。

 

1-1. 役員運転手

 

役員運転手とは、企業役員やVIPの専属ドライバーのことです。

近年、派遣・請負会社に役員運転手を依頼される方も増えています。

 

副業での場合、スポット的に利用されるお客様の担当をすることがメインの仕事です。

役員運転手を希望する場合は、スポットの扱いがある役員運転手の派遣・請負会社に登録し、仕事を紹介してもらいます。

 

身だしなみやビジネスマナーが身についていなければなりませんが、高級車の運転や、企業の社長やVIPなど普段はお会いできない方の担当ができるといった貴重な体験ができる仕事です。

 

1-2. トラックドライバー

 

副業でできるトラックドライバーの求人も多く見つけられます。

 

運転する車両は、軽貨物車から10トントラックのような大型車両まで、幅広く募集があります。

食品や衣類・家具・家電など、運搬するものは仕事によってさまざまです。

 

普通自動車第一種運転免許さえあれば従事できる仕事もありますが、中型自動車第一種運転免許・大型自動車第一種運転免許があることで、仕事の幅も広がるでしょう。

 

1-3. 送迎ドライバー

 

デイサービスや各種学校などの送迎ドライバーも土日のみといった副業OKの募集があります。

 

各事業所所有の営利目的でない送迎の場合は、各種一種免許があれば従事できます。

 

ハイエースのような普通車を活用している事業所であれば、普通自動車第一種運転免許で問題ありません。

 

ただし、マイクロバスのような車両の場合は、中型自動車第一種運転免許（8t限定なし）や大型自動車第一種普通免許が必要です。

 

1-4. 軽貨物ドライバー

 

ECサイトの発達で需要が急増しているのが、軽貨物ドライバーです。

 

軽貨物ドライバーは、個人所有の軽貨物車両を利用し、黒ナンバーを取得、個人事業主として開業したうえで行います。

未経験でも始めやすく、車両さえもっていれば開業資金もほとんど必要ありません。

 

仕事の受け方としては、求人サイトを見て応募する方法や、配送アプリに登録する方法があります。

開業したうえで行うため、毎年必ず確定申告が必要です。

 

2. 副業で運転の仕事をするメリット

 

副業で運転の仕事をするメリットは数多くあります。

6つのメリットをチェックしてみましょう。

 

2-1. 収入が増える

 

第一に、収入の増加が挙げられます。

副業をしたいと考える方の多くは、このことが目的ではないでしょうか？

 

本業が休みのときしかできないため、入ってくる金額はそれほど多くないかもしれませんが、それでも経済的・精神的にゆとりが生まれることに変わりはありません。

 

2-2. リスクヘッジになる

 

本業以外に仕事をもつことは、リスクヘッジにもなります。

 

10年先も見えない今、何らかの理由で会社が傾くことや仕事自体がAIにとって代わられるなど、本業の仕事が今後どうなるかは、誰にもわかりません。

 

万が一のことが起きたとき、副業があれば、そこまで慌てずに対策を考えられるでしょう。

 

2-3. スキルが身につく

 

運転の仕事自体には、運転免許以外に専門知識はそれほど必要ありません。

しかし、それぞれの業界に必要なスキルや知識は必ずあります。

 

運転の仕事であれば、運転技術や土地勘が身につくこと、お客様と接することでコミュニケーション能力が養われることなどが考えられます。

専門的業務を行う会社であれば、その知識も身につくでしょう。

 

本業ひとつでは身につけられないスキルや知識が身につくことは、将来的にひとつの財産になります。

 

2-4. 本業以外の人脈ができる

 

本業一本で仕事をしていると、取引先や同じような仕事の人との人脈ができるものの、それ以上に広げるチャンスはなかなかありません。

 

運転の仕事をすることで、異業種の方との新たな人脈が生まれる可能性があります。

今後の人生や生活を左右するような出会いもあるかもしれません。

 

2-5. 気分転換になる

 

本業と異なる仕事をすることで、気分転換にもなります。

 

運転を仕事にしようと考える方の中には、車の運転が好きな方も多いでしょう。

そのような方は、好きなことを仕事にできるため、ストレス発散にも繋がります。

 

2-6. 転職の足掛かりができる

 

本業の仕事に行き詰まりを感じている方や給料が安すぎて困っている方など、転職を考えている方は、ゆくゆくは運転の仕事を本業にすることもできます。

 

また、運転の副業をしながら転職活動をすることも可能です。

収入がなくなってしまうから今の仕事をやめられないといった不安が軽減されます。

 

3. 副業で運転の仕事をするデメリット

 

メリットが多くある一方で、運転の仕事を副業にするデメリットもあります。

休みを犠牲にすることで、本業に支障が出ることや体力的な問題など、理解しておきましょう。

 

3-1. ワークライフバランスを保ちにくい

 

本業にプラスして副業までしていると、ワークライフバランスが崩れやすくなります。

仕事がメインとなってしまい、生活がおろそかになってしまう可能性があります。

 

もちろん、空いた時間を有効活用するのは素晴らしいことですが、生活まで犠牲にしてしまうのは問題です。

バランスよく仕事ができるよう工夫しましょう。

 

3-2. 疲れが溜まりやすい

 

仕事ばかりしていると、休む暇がなくなってしまいます。

疲れが抜けずに、本業にも支障が出てしまうことも考えられるでしょう。

 

とくに運転の仕事は、常に気を張っていなければならず、想像以上に疲れる仕事です。

ハードなスケジュールで、体力面だけでなく精神面にも影響が出る可能性もあります。

 

適度な休息をとることも、意識してみましょう。

 

3-3. 本業の会社とトラブルになる可能性がある

 

本業の会社が副業禁止だからと、会社に黙って副業をしている方もいらっしゃいます。

 

気付かれずに副業をする方法がないわけではありません。

しかし、万が一知られてしまった場合、大きなトラブルとなることも考えられます。

 

副業OKの会社でも、本来の仕事に影響が出てしまうような副業の仕方をしていれば、問題視されることもあるでしょう。

本業に支障が出ないように副業を行うよう、注意が必要です。

 

4. 運転の副業を行う際の注意点

 

メリットも大きい反面、デメリットもある運転の副業。

これらのデメリットができるだけ影響することのないよう、注意して仕事をする必要があります。

 

また、ご紹介したデメリット以外に収入を得ることに関して、注意しなければならない点もあります。

 

4-1. 休息の時間を削らない

 

ワークライフバランスを取りつつ、たまった疲れを本業に残さないようにするためにも、休息の時間を削ってまで仕事をするのは、おすすめできません。

 

もちろん、お金を稼ぐことは生きていくうえでも大切なことですが、それで体を壊しては元も子もありません。

健康な体を維持できるようなスケジュールを立てましょう。

 

4-2. 本業の会社に副業を行うことを伝える

 

本業の会社とのトラブルを避けるために、まずは会社の就業規則で副業が認められているか確認し、問題なければ副業を行う旨を伝えましょう。

会社によっては、副業をするための届出書や合意書の提出を求められる可能性があります。

 

もしも副業を禁止されている会社だった場合は、掛け合ってみることも検討し、副業をしたことによるトラブルにならないよう注意しましょう。

 

4-3. 確定申告を行う必要がある

 

副業で年20万円以上の収入がある場合、確定申告をしなければなりません。

 

申告を忘れた場合「無申告加算税」を支払う必要があります。

さらには「延滞税」も発生してしまうため注意しましょう。

 

また、収入が20万円以内だったとしても、住民税の申告は必要です。

申告の方法は、地域によって異なるため、自治体のホームページを見て確認してみましょう。

 

5.まとめ

 

運転の仕事でも副業OKの求人が数多く見られ、運転手への転職をお考えの方もいらっしゃるでしょう。

とはいえ、スキルが身につくことや人脈ができるといったメリットもある一方で、疲れが溜まりやすいことやワークライフバランスが保ちにくいデメリットもあります。

 

収入を増やすことは、心のゆとりにもつながりますが、身体を壊してはすべてが無駄になってしまいます。

バランスよく副業をこなせるよう工夫しましょう。

 

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必要な資格は「普通自動車第一種運転免許」のみ。

未経験の方でも、研修を行い役員運転手に必要なスキルを身につけていただけます。

 

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