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ドライバーの志望動機を書くコツと例文をご紹介【未経験でも安心】

ドライバーの志望動機を書くコツと例文をご紹介【未経験でも安心】

ドライバーには、トラックやバス・タクシーなど、さまざまな業種があります。

現在、どの業種も人手不足で、多くの求人を見つけられます。

 

とはいえ、求人に応募すれば誰でも、どの会社でも採用されるわけではありません。

 

まず、突破しなければならないのが書類選考。

そこで重要な役割を果たすのが「志望動機」です。

 

この記事では、書類選考を突破するための志望動機を書くコツと例文をご紹介します。

 

少しでも採用担当者に好印象をもってもらえるような志望動機を書いて、希望する企業のドライバーの職をつかみましょう。

 

 

 

 

1. ドライバーの志望動機で見られていること

 

ドライバーの募集をする企業は、志望動機で何をチェックしていると思いますか?

 

志望動機は、いかに企業が求める人材に近いかを見極めるものです。

そのため採用担当者は、入社後のことを考慮しながら志望動機を確認しています。

 

1-1. 入社後の「のびしろ」があるか

 

ドライバーとしての経験があるのであれば、それは大きなアピールポイントになります。

 

しかし未経験だからといって、即不採用というわけではありません。

採用後、しっかり教育すれば成長する可能性があるかどうかも重要な要素です。

 

それを見極めるポイントは「やる気」です。

本人がどの程度やる気があるかを文面から読み取っています。

 

1-2. 採用ニーズに合っているか

 

どんなにやる気が合っても、企業側の採用ニーズに合っている人材でなければ採用されません。

 

業務を拡大するため新しい人材を数名必要としているのか、退職者が出たため即戦力として働ける人材が必要なのか、もしくはドライバーの中でも管理者になれるような人材を求めているのかもしれません。

 

求人をすることになった「理由」に合致している人材かどうかを見られています。

 

1-3. 継続的に働けそうか

 

現在ドライバー業界は、人材不足や高齢化が大きな問題となっており、企業では、継続的に働いてくれる人材を求めています。

 

人材の採用には、求人費や採用費・教育費など多くの費用がかかり、せっかく採用して教育まで行った人材がすぐに辞めてしまっては、会社にとって損失でしかありません。

 

2. ドライバーの志望動機に書くべき内容

 

採用担当の目を引く志望動機には、具体的にどのようなことを書けばよいのでしょうか?

志望動機を書く際に重要なのは、あなたが入社した後のことを採用担当者にイメージしやすいよう、具体的に多くの情報を盛り込むことです。

 

2-1. その会社を選んだ理由

 

数多くある同じ職種の求人の中から、なぜその会社を選んだのかは、必ず明記しましょう。

 

なぜその会社でなければならないのかをできる限り具体的に記載します。

その会社が独自に行っているサービスや他社にないこだわりがあれば、そのようなことに触れるのもよいでしょう。

 

2-2. 仕事に役立つ経験やスキル

 

これまでの仕事内容や、そこで得た経験も重要なポイントです。

 

経験からどのようなスキルを身につけ、転職後にどう役立てていけるかといったことまで、深く掘り下げて記載しましょう。

 

たとえドライバー経験者でなくても、営業をしていて身についた土地勘やコミュニケーション能力、販売の仕事で身についた気配りなど、ドライバーの仕事で役立つスキルは数多くあります。

 

未経験者こそ、これらのスキルをしっかりアピールすることが、印象に残るためにも重要です。

 

2-3. 仕事で使える資格や免許

 

ドライバーの仕事で使える資格をもっていれば、それもアピールポイントになります。

 

トラックドライバーであれば「中型自動車第一種運転免許」「大型自動車第一種運転免許」、タクシーやバスは「普通自動車第二種運転免許」「大型自動車第二種運転免許」などが挙げられます。

 

業務内容によっては、「フォークリフト運転技能講習修了証(フォークリフト免許)」や「危険物取扱者」「玉掛け技能講習(玉掛け免許)」「実用英語技能検定(英検)」「TOEIC」などもアピールできるでしょう。

 

3. ドライバーの志望動機を書く前にやるべきこと

 

志望動機を書く前に、やるべきことが2つあります。

「自己分析」と入社を希望する「企業の分析」です。

 

志望動機とは、企業の希望に合致する人材か見極めるためのもの。

だからこそ、志望する理由だけを書くだけでは足りません。

 

まずは、自分自身と企業を知ることから始めましょう。

 

3-1. 自己分析

 

まずは、自己分析をしましょう。

 

たとえば、これまで働いてきた企業で、自分に一番合っていると感じた会社について考えてみましょう。

 

なぜ自分に合っていたのか・なぜ働きやすかったのかなど、導き出された結論に対し、なぜ?を繰り返していくのです。

その結果、自分自身が仕事に対して本当に望んでいることや、理想の会社像が見えてくるでしょう。

 

ほかにも、いくつかテーマを決めて、「なぜ?」と掘り下げていきます。

 

家族や友人など、身近な人に自分のことを聞いてみるのもおすすめです。

自分自身が思ってもいなかったことを聞き、新たな自分を見つけられるかもしれません。

 

3-2. 企業分析

 

次に、志望する会社の事業内容を確認してみましょう。

 

トラック・バス・タクシーなどは、同じドライバーでも仕事内容は大きく異なります。

 

また同じトラックでも、運ぶものや取引先によって、業務が変わります。

 

これらを企業のホームページで調べ、その仕事で、自分のスキルや経験がどのように活かせるのかを見極めましょう。

具体的にその会社で働くイメージをしながら、考えてみてください。

 

4. 職種別ドライバーの志望動機例文

 

では、実際どのような志望動機を書けば好印象を与えられるのでしょうか?

 

それぞれの職種ごとに、例文をご紹介します。

 

4-1. トラックドライバーの志望動機例文

 

最初にご紹介するのは、トラックドライバーです。

 

数あるトラックドライバーの中でも、宅配業のトラックドライバーへ未経験から転職を考える人の志望動機をチェックしてみましょう。

 

【トラックドライバーの志望動機例文】

私は現在、販売の仕事をしております。その店舗へ配達をしてくださっているのが、貴社のドライバーさんです。

荷物の丁寧な扱いや常にきびきびと動く姿、顔見知りの近所の人と笑顔であいさつを交わす姿を見て、地域密着型でお客様のお役に立てる仕事を自分もやってみたいと感じるようになりました。

現職では、老若男女さまざまな方と接する機会があり、コミュニケーション能力や気配りといったスキルが身につきました。ぜひ貴社で、これらのスキルをいかした仕事をさせていただき、地域のみなさまに喜んでいただきたいと考えております。

 

身近な存在のドライバーをたとえに出し、さらに異業種からの転職でも役立つスキルがあることをアピールできています。

 

4-2. タクシードライバーの志望動機例文

 

次はタクシードライバーの志望動機です。

 

トラックドライバーからの転職者のケースを見てみましょう。

 

【タクシードライバーの志望動機例文】

私はこれまで、トラックドライバーとして長年従事してきました。しかし、もっと人と接する仕事・人の役に立てる仕事がしたいと、今回タクシードライバーへの転職を考えました。

貴社は子育てや観光・お墓参りの代行など、多くのユーザーのニーズにこたえるさまざまな取り組みをされており、私の「人の役に立ちたい」という理想にぴったりの会社です。

これまで無事故無違反で大型車の運転をしており、ドライビングスキルに関しては自信があります。お客様から信頼を得て、次も頼みたいと思っていただけるようなドライバーになれるよう頑張りますので、よろしくお願いいたします。

 

企業の仕事内容に深く切り込んでおり、自分のやりたい仕事とうまくからめて説明できています。

 

4-3. バス運転手の志望動機例文

 

同じ旅客業でも、多くのお客様を乗せるバス運転手の志望動機は、どのように書けばよいでしょうか?

これまで、デイサービスの送迎ドライバーをしてきた人の志望動機をご紹介します。

 

【バス運転手の志望動機例文】

私は現在デイサービスの送迎ドライバーとして、高齢者の方々を送迎しております。利用者の方から「ありがとう」の感謝の言葉をいただいたときには、非常にやりがいを感じられます。それと同時に、この運転のスキルを使って、もっと多くの方に満足していただける仕事をしたいと考えるようになりました。

そのようなとき、貴社の路線バスに乗車していた際に、途中から車いすの方が1人乗り込んでいらっしゃいました。運転手の方は、嫌な顔一つせず乗車・降車のお手伝いをしていらっしゃいます。その姿を見て、自分がやりたいのはこの仕事だと気がつきました。

地域の方の重要な移動手段として、長年愛されている貴社でぜひ働かせていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。

 

現在のスキルが活用できる点がうまくアピールできている志望動機です。

具体的な経験をもとに志望理由を伝えられています。

 

4-4. 役員運転手の志望動機例文

 

役員運転手は、タクシードライバーと異なり、決まった方の送迎を担当します。

そのことに魅力を感じていることをアピールする志望動機をご紹介します。

 

【役員運転手の志望動機例文】

これまでタクシードライバーとして働く中で、一人ひとりのお客様に寄り添った仕事を心掛けてきました。タクシーを利用する際には必ずご指名を下さるお客様もいらっしゃる中で、その方に合ったサービスを提供するためには、役員運転手の仕事がよいのではないかと考えました。

タクシードライバーとして身につけた土地勘や気配りのスキルをいかし、信頼してお任せいただけるような、唯一無二のドライバーになりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 

役員運転手の仕事は、経験の有無が採用する際の大きなポイントのひとつです。

タクシードライバーとしての経験・スキルを活かし、さらになぜ役員運転手を志望するかを明確に説明できています。

 

関連記事

役員運転手の志望動機の書き方/例文/抑えるポイントを解説!

 

5. ドライバーの志望動機を書く際の注意点

 

採用担当者は、ドライバー以外にも、多くの採用に関わっています。

そのため、書類を見ただけである程度はどのような人材か判断ができてしまいます。

 

次は、誰もが陥りがちな志望動機の失敗例です。

ドライバーの志望動機を書く際は、次の4点に注意して書きましょう。

 

5-1. ネットの文章をそのまま引用しない

 

今この記事を読んでくださっているあなた以外にも、ネットから志望動機の書き方を調べている人は大勢います。

 

ネットの記事をそのまま引用したような志望動機では、必ず採用担当者に分かってしまいます。

 

だからこそ、今回の記事はあくまでも参考として、必ず自分自身の言葉で志望動機を書きましょう。

そうすることで、相手にも自分の気持ちが伝わりやすくなります。

 

5-2. 会社を褒めるだけの志望動機は誰でもできる

 

せっかく企業分析をしても、会社を褒めるだけの志望動機は誰でもできます。

 

そのうえで「なぜその企業を選ぶに至ったのか」「自分がどれだけその企業に貢献できるか」を書かなければ、オリジナリティある志望動機にはなりませんし、採用担当者の心を動かすことはできません。

 

5-3. 待遇面ばかりに触れるのは避ける

 

待遇のよさばかりに触れるのも悪い印象を与えます。

たしかに給与や残業の有無は、企業選びをするうえで重要なポイントです。

 

しかし、志望動機に書く内容ではありません。

 

あくまでも、企業の仕事や自分自身の仕事内容に触れる志望動機を書きましょう。

 

5-4. 受け身の姿勢を見せると転職者には不利になる

 

まれに「入社して勉強させてもらいたい」といったことを書く人がいますが、新卒ならまだしも転職者は禁句です。

勉強熱心という前向きな印象を与えるのではなく、むしろ受け身なタイプと捉えられてしまいます。

 

転職者は即戦力になれるスキルをアピールしましょう。

 

6. まとめ

 

ドライバーには多くの職種があり、それぞれ志望動機の書き方が異なります。

 

しかし事前に自己分析や企業分析が必要なことや、志望動機で見られている内容は、どの仕事も共通です。

この会社で働きたいと感じた会社に関しては、じっくり調べ採用担当者の心に残るような志望動機を書けるよう心がけましょう。

 

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