役員運転手の業務委託という働き方 | 年収相場・メリット・注意点を解説
2020年05月18日

近年、役員運転手の業務委託という働き方が注目されています。
直接雇用とは異なり、高い自由度やワークライフバランスを実現できる点が大きな魅力です。
しかし、いざ検討するとなると「本当に稼げるのか?」「自分に合っているのか?」といった不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、役員運転手の業務委託での働き方・収入の目安・メリット・注意点について、わかりやすくご紹介します。
高収入を得るポイントについても解説しているので、役員運転手の業務委託に関心のある方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1. 役員運転手の業務委託とは?
役員運転手の業務委託とは、企業と直接雇用契約を結ぶのではなく、対等なビジネスパートナーとして業務を請け負う契約形態のことです。
近年では働き方が多様化し、役員運転手にも業務委託という働き方を選ぶ人が増えています。
本章では、業務委託として働く役員運転手の契約形態や年収相場について解説します。
関連記事:「専属ドライバーは個人でできる?メリットとデメリットを解説」
1-1. 業務委託で働く役員運転手の雇用形態
業務委託で働く役員運転手の契約形態は「請負契約」と「準委任契約」の2つに分けられ、それぞれの特徴は下表のとおりです。
| 雇用契約 | 特徴 |
| 請負契約 |
|
| 準委任契約 |
|
請負契約と準委任契約の大きな違いは、「報酬が何に対して支払われるか」にあります。
請負契約は成果の完成に対して報酬が支払われるのに対し、準委任契約は業務を適切に遂行する行為そのものに対して報酬が支払われます。
なお、どちらの契約であっても、プロの運転手として安全運転に努める善管注意義務を負う点に変わりはありません。
事故やトラブル時の責任の範囲については、契約書で詳細を確認することが重要です。
1-2. 業務委託で働く役員運転手の年収
業務委託で働く役員運転手の年収は、350万~500万円程度が相場とされています。
実際の年収は、自身のスキル・案件数・単価・契約内容などで大きく異なり、政治家や外資系企業の役員専属ドライバーになれば、700万円以上を目指せるケースもあります。
そのため、同じ役員運転手でも、働き方や実績次第では正社員より高収入を得られる可能性があるでしょう。
ただし「業務委託と正社員のどちらがよいか?」は、人によって異なります。
業務委託は、自由度の高い働き方や高収入を目指せる可能性がある反面、収入が不安定になりやすいでしょう。
一方、正社員は収入が安定しやすく福利厚生も充実していますが、働き方の自由度は制限される傾向があります。
双方の特徴を正しく理解し、自分に合った働き方を選ぶことが重要です。
関連記事:「役員運転手の年収・待遇はどのくらい?安定している?」
2. 役員運転手の業務委託として仕事を行うメリット
本章では、役員運転手の業務委託として仕事を行うメリットについてご紹介します。
収入面だけでなく、ライフスタイルに合わせて働き方を調整しやすい点など、さまざまなメリットがあるのが魅力です。
2-1. 努力次第で高収入を目指せる
努力次第で正社員以上の収入を目指せる点は、業務委託で働く大きなメリットです。
業務委託は労働時間の制約を受けにくいため、複数の案件を掛け持ちしたり、稼働を増やしたりすることで、ダイレクトに収入を伸ばせます。
また、自身のスキルを磨き「選ばれるドライバー」になれば、より高単価な案件へのシフトも可能です。
特定の役員と信頼関係を築いて実績を積めば、別の方を紹介してもらえるなど人脈が広がり、それがさらなる高待遇へとつながる好循環も生まれるでしょう。
複数の案件を戦略的に組み合わせれば、単に収入が増えるだけでなく、業務委託の懸念点である収入の不安定さを補うリスクヘッジにもなります。
自身の営業力と技術次第で、理想の報酬体系を構築できるのが魅力です。
2-2. 自由度の高い働き方
自分のライフスタイルや希望に合わせてスケジュールを組める点は、業務委託ならではのメリットです。
休日や勤務時間を自身の裁量で設定できるため、仕事と私生活のバランスを最適化しやすくなります。
フルタイムで継続的に働くことはもちろん、育児や介護など家庭の状況に応じて、働くペースを調整することも可能です。
業務委託の募集には、単発案件や短時間案件も多く存在するため、ライフステージの変化に合わせた仕事選びができます。
また、一つの契約が終了したタイミングで長期休暇を挟むなど、組織に縛られない自由な働き方が実現できるでしょう。
2-3. 節税により手取り額を増やせる
個人事業主として業務委託契約を結ぶ役員運転手は、節税対策を通じて手取り額を増やせるメリットがあります。
会社員とは異なり、業務に必要な支出を経費として計上することで、課税対象となる所得をおさえられるためです。
例えば、通勤にかかる交通費やガソリン代、業務のみで着用するスーツの購入費やクリーニング代、業務連絡に使用するスマートフォンの通信費などが挙げられます。
これらはプライベート利用分を除いた「事業に関わる割合」のみ計上可能ですが、適切に処理することで、所得税だけでなく住民税や社会保険料の負担を軽減できる可能性があります。
さらに、最大65万円の控除が受けられる青色申告を活用すれば、さらなる節税効果が期待できるでしょう。
2-4. 年齢・経験・学歴を問わず長く働ける
役員運転手は、雇用形態を問わず、年齢・経験・学歴にとらわれず働けます。
定年もなく、業務委託であれば自分に合った案件を選べるため、走行時間の短い仕事を選べば体力的な負担が少なく、長く働けるでしょう。
ただし、案件の募集条件に「AT車限定はNG」「経験年数5年以上必須」などと記載されているケースもあるため、事前のチェックは必要です。
2-5. 専門性の高いキャリアを築ける
業務委託は案件を自ら選べるため、理想のキャリアに直結する経験を積めます。
単なる移動手段の提供に留まらず、語学力を磨いて外資系企業の役員を専属でサポートするなど特定の領域に特化することで、替えの効かない「プロのドライバー」として市場価値を高められるでしょう。
3. 役員運転手の業務委託として働く際に意識すべき注意点
役員運転手の業務委託として働く際は、メリットだけでなくデメリットや注意点も理解しておく必要があります。
メリット・注意点の双方を把握して、業務委託として働くかどうかを検討してみましょう。
3-1. 収入が不安定
業務委託として働く場合、自分で受託する仕事を探さなければならないため、収入が不安定になりやすい傾向があります。
未経験や年齢不問で始められる点はメリットですが、最初から自分で案件を探し、安定する仕事を獲得するのは難しいでしょう。
特に未経験であれば、まずは直接雇用や派遣でキャリアを積むか、自家用自動車運行管理業を行う企業と業務委託契約を結ぶなどで、勤務先企業を見つけるのが比較的容易になります。
また、病気やけがでしばらく働けなくなった場合にも注意が必要です。
業務委託として働く場合、労災保険や有給休暇といった制度の対象外となるため、収入が途絶えるリスクがあることも理解しておきましょう。
3-2. 福利厚生がない
業務委託は、正社員やアルバイトのように企業と雇用契約を結んでいるわけではないため、福利厚生がない点もデメリットとなり得ます。
労災保険・有給休暇・退職金などもないため、自分で当面の生活資金や老後資金を確保しておく必要があります。
また、自分の裁量で労働時間を決めるため、残業代や休日手当という概念もない点に注意しておきましょう。
3-3. ほぼ全て自己責任
業務委託で働く場合、委託された業務の責任はほぼすべて自分にあることも忘れてはなりません。
重大なミスをしたり、事故を起こしたりしても、基本的には自己責任のため大きなリスクになる可能性があります。
どこまで自分の責任になるのかは契約内容によるため、契約締結前に確認しておきましょう。
いざというときのために保険への加入も検討しておくと安心です。
3-4. 人間関係のストレスを感じやすい
担当役員との相性が合わない場合、人間関係にストレスを感じやすくなる点は、業務委託として働くうえで無視できない注意点です。
移動中は車内という密室で長時間2人きりになることが多いため、常に気を張った状態が続き、精神的に疲弊することもあるでしょう。
ときには厳しい言葉を受けたり、よかれと思った配慮が報われなかったりすることもあります。
また、常にスケジュール遵守と安全確保が求められる重い責任も、プレッシャーを強める要因です。
ただし、役員運転手には長い待機時間という特徴もあります。
この空き時間を利用して上手くリフレッシュしたり、業務委託ならではの距離感を保った働き方を意識したりすることで、ストレスをコントロールしながら無理なく続けやすくなるでしょう。
3-5. 確定申告をしなければならない
業務委託で働く場合、個人事業主として自分で税額を計算し、確定申告を行う手間が生じます。
会社員のように源泉徴収だけで完結しない点は、慣れない方にとってデメリットに感じられるでしょう。
これは副業であっても同様で、年間の所得が20万円を超える場合は申告義務が生じます。
税理士に依頼すればスムーズに対応できますが、別途費用がかかる点に注意が必要です。
もし申告を怠ると、無申告加算税や延滞税などのペナルティを課せられるリスクもあります。
一方で、メリットの項目で触れた通り、自身で経費を計上することで大きな節税につながるという側面もあるため、ルールを正しく理解し適切に運用することが大切です。
4. 役員運転手の業務委託で高収入を得る4つのポイント
本章では、役員運転手の業務委託で高収入を得るために、おさえておきたいポイントを4つご紹介します。
役員運転手の業務委託ならではのメリットを活かして高収入を目指しましょう。
4-1. 都市部で働く
役員運転手の業務委託として高収入を目指すなら、都市部での活動が有効です。
役員車のおもな需要層である大企業や外資系企業の本社機能が東京や大阪などの大都市圏に集中しており、報酬単価の高い案件が圧倒的に多いためです。
都市部の案件は地方に比べ、ベースとなる報酬水準が高いだけでなく、役員の多忙なスケジュールにともなう延長業務が発生しやすい傾向にあります。
こうした業務密度の高さが、結果として総報酬の引き上げに直結しています。
また、都市部には役員運転手専門の管理会社が多く、適正な市場価値に基づいた好条件の案件を探しやすいのも大きな利点です。
ただし、都市部での勤務は交通網が複雑で高い運転スキルが求められるほか、役員の居住地によっては早朝・深夜の長距離移動がともなう場合もあります。
自身の生活拠点との距離や、大都市圏特有の生活コストも考慮したうえで、最適な案件を選択することが重要です。
4-2. 複数の案件を掛け持ちする
業務委託契約は労働時間に制限がないため、一つの契約にとらわれず、複数案件を掛け持ちすることで収入アップを目指せます。
収入が増えるのはもちろんですが、特定のクライアント企業に依存してしまうと、企業側の事情で契約が打ち切りになることや、経費削減や見直しにより収入が激減するリスクがあります。
体力に無理が生じない範囲で、軽めの案件や単発案件を掛け持ちするなど、リスクヘッジをしておくと安心です。
4-3. 経費をコントロールする
収益性を高めるには、節税だけでなく、支出自体を最小限におさえる意識が不可欠です。
特に価格変動が激しいガソリン代や、車両の維持費・通信費などの固定費は、定期的な見直しが効果を発揮します。
安価な給油場所の把握や、無駄のないメンテナンス計画を立てるなど、日々のコストを主体的に管理しましょう。
単に経費として計上するだけでなく、手元資金を増やすための支出の最適化が、長期的な安定経営の鍵となります。
4-4. 研修制度が充実している委託元と契約する
自身の市場価値を高め、高収入を実現するためには、研修体制が整った委託元を選ぶことも重要です。
役員運転手専門の「セントラルサービス株式会社」では、実務を通じたスキルアップに加え、体系的な教育を受けられます。
高度な運転技術はもちろん、一流の接客力やコミュニケーション能力、秘書レベルのビジネスマナーなど、単独では習得が難しい専門スキルを効率的に磨けます。
質の高い研修を通じて「選ばれるドライバー」へと成長することは、より好待遇な案件への参画に繋がり、結果として高収入の実現に寄与するでしょう。
5. 役員運転手の仕事をお探しの方は「セントラルサービス」へ
「セントラルサービス株式会社」は、都内を中心に運行業務を行う役員運転手の派遣・請負会社です。
充実した研修制度を設けており、身だしなみやビジネスマナーも身につけられるため、役員運転手として働きたい方に向いています。
キャリアアップも積極的に支援し、安定収入を確保しながらスキルアップを目指しやすいのが特徴です。
業務で成果を残せば収入に反映されるシステムのため、モチベーションを高く保ちながらプロの役員運転手として働ける環境が整っています。
役員運転手の業務委託の報酬額は、4時間の半日勤務で8,000円、9時間の1日勤務で1万2,000円です。
従業員の満足度は94%と、高収入を目指しやすく働きやすいのも魅力です。
役員運転手の仕事をお探しの方は、ぜひ「セントラルサービス株式会社」へご相談ください。
6. まとめ
国内のドライバー不足が深刻化するなか、役員運転手の需要は、業務委託を中心に今後ますます高まっていくと予想されます。
自身のスキル次第で高収入を目指せるだけでなく、理想のワークライフバランスを実現しやすい点は、業務委託ならではの大きな魅力です。
まずはメリット・注意点を正しく理解し、自身のライフスタイルに最適な選択をすることが大切です。
本記事でご紹介したポイントを参考に、付加価値の高いドライバーとして新たなキャリアの第一歩を踏み出しましょう。
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